2020/3/30
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合同会社のススメ |
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会社を設立される皆さんは、 まず、株式会社をイメージされる方がほとんどだと思いますが 私どもは、株式会社と共に、合同会社のご案内もしております。 株式会社に比べ、あまり聞き馴染みのない会社形態ですが 会社法の改正に伴い、2006年から登場し 今現在では、会社を設立される方のおよそ2割がこの合同会社を選んでいます。 では、合同会社のメリットとは? 一番は大きなメリットは、設立のコストが安いことです。 会社設立時の実費を比べると <株式会社> <合同会社> 登記手続きに係る登録免許税 最低15万円~ 最低6万円~ 定款認証手続きに係る公証人手数料 5万円 0円 (認証必要なし) 合計 20万円~ 6万円~ 単純に、合同会社の方が14万円安く済みます。 このほかに、それぞれ会社登記簿謄本や会社の印鑑証明証明書の取得等で 数千円の実費が発生します。 また設立時だけでなく、事業を続けていく上でもコストを抑えることが出来ます。(ランニングコストの削減) ・決算公告義務なし ⇒決算期終了後に、会社の決算書を公告する必要がないため、公告手続きに係る費用を抑えることが出来ます。 ・役員変更登記の要否 ⇒定款で定めない限り、原則役員の任期はずっと続きます。 そのため、役員に変更がない限り、株式会社と違い、任期満了の度に登記手続きをする必要が無くなります。 その他の特徴としては ・機関設計が自由 ⇒株式会社と違い、会社の規模に応じて置かなければならない役職等がなく 定款で自由に決めることが出来ます。 ・利益分配が自由 ⇒株式会社と違い、所有する株主割合に応じた利益分配をする必要はなく こちらも定款で自由に決めることが出来ます。 逆に、株式会社と比べ デメリットを挙げるとすれば ・認知度、信用度が低い ⇒取引先や融資元からすれば、不利になり得るという話がありますが 地元の金融機関の方に尋ねたところ、会社形態よりも、事業内容・事業計画の方が 審査の際に重要になるため、そこまで気にする必要はないという方もいらっしゃいました。 ・上場が出来ない ⇒株式を発行するわけではないので、株式会社のように上場するという考え方がありません。 道を歩いていても 何気なく気にしていると、株式会社だけではなく、合同会社の看板にも出会えることが増えてきました。 これからも徐々に認知度は、上がってくるかと思うので 会社の設立を考えている方は、ぜひ合同会社を選択肢として考えてみてください。 更に詳しいことを知りたい方や、設立を考えている方はいつもで当所までご連絡ください。 当所は、提携している司法書士により、設立登記手続きまでを承ることが可能です! |
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